大阪府寝屋川市の田中司法書士事務所では、相続、遺言、不動産登記、会社設立登記、成年後見などの業務を行っており、経験豊富な司法書士が法律相談を承っております。
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月別アーカイブ: 2018年1月

不動産は留置権の目的物となるか(建物明渡等請求事件)

こんな判例がでております。 建物明渡等請求事件 上告人が被上告人に対し、土地を賃貸していたところ、上告人からの  解除により同契約は終了した。被上告人は、上告人に対し、運送委託料債権を有していた。本件は、上告人が、被上告 …

「真正な登記名義の回復」不動産の登記申請

当事務所ではあまり出てこない登記申請で「真正な登記名義の回復」という登記原因があります。めずらしく登記申請しましたので投稿しておきます。 判例では,不実無効な所有権の登記がある場合,真実の所有者はその無効の登記の名義人に …

新聞記事より相続法の改正について

先日の新聞に出ておりました。  新聞記事切り抜き 相続関係の民法改正の要綱案が出ております。配偶者の優遇制度として、配偶者居住権の新設や、配偶者に生前贈与や遺言で与えられた居住用の家が遺産分割の計算対象からの除外が可能な …

保証人が負担する債務の範囲

前回和解が成立した建物明渡等請求訴訟について,保証人に保証債務を請求したのですが,その保証債務について少し争われました。 民 法  (保証債務の範囲) 第四四七条 保証債務は、主たる債務に関する利息、違約金、損害賠償その …

預貯金は遺産分割の対象財産になるか?

こんな判例がでております。平成27年(許)第11号 遺産分割審判に対する抗告棄却決定に対する 許可抗告事件 平成28年12月19日 大法廷決定 共同相続された普通預金債権,通常貯金債権及び定期貯金債権は,いずれも,相続開 …

自筆証書遺言の押印の代わりに花押を書くことの可否

自筆証書遺言について,こんな判例がでています。 平成28年6月3日 最高裁第二小法廷  自筆証書遺言に押印せず、花押を書いた場合。 (判決の要旨) Aの遺言書は全文,上記日付及び氏名を自書し,その名下にいわゆる花押を書い …

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